ピアノを叩きながら、ファルセット・ボイスで甲高い声をあげ、シャウトしながら歌うという独特のスタイルで、'50年代の過激なロックンローラーの代名詞となったのがリトル・リチャードです。
彼のスタイルは、特にビートルズ時代の初期のポール・マッカートニーに多大なる影響を与えており、ポールもリトル・リチャードに負けずに「Whoo!」と叫びながら、それ以上のハイ・トーンで彼のロックンロール・ナンバーをカバーしていました。
初期のステージを聞くと、ポールはまるでリトル・リチャードか、といわんばかりです。
リトル・リチャードのデビュー曲は1956年の「トゥッティ・フルッティ」で、そしてそれに続いてリリースされたのが「のっぽのサリー/Long Tall Sally」。
特にこの2曲目の「Long Tall Sally」は、ビートルズの初期のライブのラストナンバーとしてポールマッカートニーに愛唱されていて世界中ですっかりおなじみのロックンロールナンバーとなりました。
彼の代表曲としては他に、「ルシール」、「ジェニ・ジェニ」、「グッド・ゴーリー・ミス・モーリー」、「カンサス・シティ/ヘイ・ヘイ・ヘイ」などがあり、どの曲もロックンロール・ヒストリーの中で燦然と輝いています。
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「トゥッティ・フルッティ」~初期のライブ映像より
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「のっぽのサリー」~初期のライブ映像より
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「ルシール」~初期のライブ映像より
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「グッド・ゴーリー・ミス・モーリー」~初期のライブ映像より
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「Whole Lotta Shakin' Going On」~初期のライブ映像より
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